敵を知り己を知っても百戦もやれば危ういと思う。
- 2018.12.09
- 雑記

どーも皆さんこんばんわ
大賢者の名を騙る安楽椅子探偵
ガンダルフと申します。
以前申し上げたとおり
私が目指すのは
創作のカッコいい探偵
決して現実世界で
泥沼な不倫問題を追いかけるだけの
探偵になりたくない。
でも結局のところ
探偵には
”謎”
コレが必要です。
複雑なトリック
もつれあう人間関係
一見不可能な犯行

もう大好物です。
でもさ、ここで大問題
いる?そんな犯人。
現実的に。
相手の心を巧みに読んで
客観的に不可能な犯行を行う
暴力性と反社会的行動に特化した
目的達成のためなら手段を選ばない
やった犯行をなかったことにするという
自己中心的な考えの持ち主
・・・おったが!!
奴らは一般的にこう呼ばれる
サイコパスと。

サイコパスとは
反社会的人格の一種を指し
異常心理学や生物学的精神医学の分野で使われる
精神病質者のことを言う
犯罪心理学者のロバート・D・ヘアが定義した
PCL-R(サイコパシーチェックリスト改訂版)
はあまりにも有名で
サイコパスの定義として
- 良心が異常に欠如している
- 他者に冷淡で共感しない
- 慢性的に平然と嘘をつく
- 行動に対する責任が全く取れない
- 罪悪感が皆無
- 自尊心が過大で自己中心的
- 口が達者で表面は魅力的
が挙げられるという
まさに犯人オブ犯人
似たような言葉に
ソシオパス(社会病質者)
サヴェッジ(残虐な暴力性・人間的行動基準を顧みない人種)
がある。

こいつらはガチでヤバい。
犯行を暴こうものなら
逮捕を避けるため
自分の利益のため
マジで命を狙ってくる。
日本で起きたサイコパス事件といえば
北九州殺人事件がありますね。
この事件
2002年の3月6日
17歳の女の子が、九州の小倉にあるマンションから逃げ出して
祖父母の家に助けを求めたことで発覚しています。
「お父さんが殺された。私もずっと監禁されてた」
と語るその子
右足の爪が剥がされていて、聞くと
「ペンチを渡されて、自分で爪を剥げと言われて剥がした」
と答えました。
・・・・゚・(ノД\lll)・゚・コワイヨォォォォ・・・
結局これにより、犯人は逮捕されます。
犯人は男女二名
どこにでもいそうな普通の。
コイツらの一番恐ろしいところ
それは
どこにでもいるところ

サイコパスやソシオパスは
犯罪を侵さないと分からない。
ソシオパスのホワイトカラーなんて
社会を食い物にして不利益を与えてくるのに
一方自分では
世界中の不動産を買いあさったり
企業経営者として成功を収めていたり。
実際に逮捕されたサイコパスの中には
単発犯行も
大量殺人も
スプリー・キラー(短期間に複数の対象、場所で犯行)
もおり、多くの場合
無関係な人間をむごたらしく痛めつけてやりたい
というサイコパス的衝動に駆られた結果
逮捕に至り、正体がバレる。
これまで何故サイコパス的思考になるのか
について調査が行われています。

脳機能(偏桃体と前頭葉)の伝達路で
軸索と樹状突起が異常を起こしているのではないか。
とか
セロトニンの欠乏が原因なのではないか
とか色々言われてるけど
結局まだハッキリしていない。

そこで私は考えた。
「こいつらこそ、創作の探偵を目指す者が想定すべき相手なのでは?」
人間の残虐性は、潜在的に誰しもが持っているもので
32人の男と1人の女を無人島に送り込んだ
アナタハンの女王事件や
参加者を「生徒」役と「教師」役に分けて電気ショックを流す
アイヒマン実験
などからもそれが見て取られます。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず。
サイコパスは
普段人間が理性によって抑圧している部分を
おもっきし晒した奴ら。
サイコパスをより深く観察すれば
人間の本質に一歩近づくのではないか。
もう誰かやってるって?
おっとこうしちゃいられねぇ!
俺も急がねば!
これからたまに
サイコパスについて掘り下げる方向で
サイトを更新していきましょう。
-
前の記事
探偵の潜入スキルを利用して、相手との距離を近づけろ! 2018.12.08
-
次の記事
犯人から犯罪心理を学ぶ:「リー・ベイカー編」 2018.12.10