簡単で忘れない記憶法!マインドパレスの作り方
- 2018.12.20
- 脳みその教科書

どーも皆さんこんばんわ
大賢者の名を騙る安楽椅子探偵
ガンダルフと申します。
あなたは忘れたい過去ってお持ちですか?
忘れたいのに忘れられない
小さなキッカケから鮮明に思い出してしまう
消えない心の傷

ありますよね~。
もちろん私にもありますよ。
姉に壊された父からのプレゼント
グアムに置き忘れた思い出のライター
傷つけてしまった仙台のあの子・・・
立派なトラウマとして残っております。ハイ。
日常の小さな約束事や、どうでもいいバカ話
忘れてたことなんていっぱいあるのに
なぜ忘れられないことが出てくるのか。
これは、”長期記憶化”されてしまったからです。
あまりの後悔ゆえに
1人で思い返しては「あの時ああすればよかったのに・・・」
と何度も何度も繰り返した結果
記憶の中枢である”海馬”が
「これは重要情報だ!」と捉えてしまうことで
思い出が長期記憶化されてしまったんです。

こうなると、記憶を改変する方法は
”その思い出に続きを作る”ことだけになってしまいます。
無くなったものは変更できないため
プレゼントとライターの一件はそのままにしています。
ですが人の絡むことなら
続きをハッピーエンドにすることで
改変可能であると考えた私は
もちろん続きを作りに仙台に行こうとしましたが
あえなく撃沈。
もう、改変もできなくなりました。

変えられない過去があるならば
もう同じ失敗は繰り返さないよう
人生を歩むのが最善手でしょうから
気にせず今も生きています。
でも、記憶ってのは面白いもんで
たった一つのワードを聞いたりすると
するすると他の関連事項まで思い出せることがありますよね。
昨日の晩御飯は何を食べたか思い出せないのに
2か月前の誕生日に何をしたかは思い出せる。

このように、一つの物事から関連する事項を引きずり出すのが
脳に適した記憶方法である”放射思考”であると言われています。
有名なのはマインドマップ

一つの単語からどんどん連想を繋げていき
自分にしか理解できないノートを作り上げる方法です。
マインドマップに情報をまとめておくと
この一枚をチラ見しただけで
全ての情報を鮮明に思い返すことができます。
ですが、一枚を書きあげるのに
かなり時間的コストを要するため
瞬間的に覚えなければならない事項には向きません。
そこで今日は
「マインドパレス」「メモリーパレス」 「記憶の宮殿」
と呼ばれる記憶法について
書いていきたいと思います。

記憶とは、単品ではとっても消えやすいものです。
先ほども書いたように、関連する事項がないから
するすると抜けていってしまうんです。
というわけで、なにか関連付けが出来る状態にしましょう。
もっともやりやすいのはイメージ化
”りんご”という単語を聞いて
一瞬でリンゴの絵が浮かぶように
思い出したいことをイメージにしてしまいます。
その際に重要なのは、
めちゃめちゃバカげたイメージにすること。
トイレットペーパーを買わなきゃいけないなら
「トイレのドアを開けたとたん雪崩のように飛び出してくるトイレットペーパーの山」を思い浮かべます。
もちろん、他にも好きなようにイメージしてください。
これだけでも十分に、忘れにくくなります。
それでは次に
目を閉じて
自分の家を思い出してください。
毎日のように使っている家ですから
きっとどこに何があるかスグに思い出せるでしょう。

ハイ、あなたの家のトイレを開けると
そこにはなにがありますか?
”崩れ落ちてくるトイレットペーパーの山”
というイメージが見えた人は
ごくごく小さなマインドパレス作りに成功しています。
それでは、実際に使えるように
規模を広げてみましょう。
あなたはトイレットペーパーの他に
単三電池
ファブリーズ
ドレッシング
消毒液
45Lのごみ袋
を買って帰らなければならないとします。

ここで使うのは関連法という記憶術です。
要はさっきのイメージ化
トイレットペーパーと単三電池をくっつけてイメージ化します。
トイレットペーパーの中心に電池をハメると、手足が生えて動き出す。
なんてどうでしょうか。
次は単三電池とファブリーズ
先ほどハメた電池が、ファブリーズでびっちょびちょになってた
とか。
ファブリーズとドレッシング
実はサラダにかけても美味しいファブリーズドレッシング
ドレッシングと消毒液
歴戦の戦士が、ファブリーズを口に含み
自分の傷口に「ブフーーー!」っと吹きかけている姿
消毒液と45Lのゴミ袋
消毒液45Lでタップタプになったゴミ袋
こんな感じですかね。
なんかファブリーズが万能に思えてきますが
あくまでイメージ化なので。
それでは、これを「場所法」で思い出せるようにしましょう。
この流れだと、トイレットペーパーを思い出せれば
次に単三電池が思い出せるので
トイレットペーパーを思い出せるようにしましょう。
家のほかにも、あなたの帰宅する道順は
目を閉じても思い返せるはずですね。

それでは帰宅途中のコンビニが
トイレットペーパーで今にもはち切れんばかりに
パンッパンになっている姿をイメージします。
これで完了。
実際に試してみてください。
コンビニの前に差し掛かると
あなたはトイレットペーパーを思い出せるはずです。
すると次に単三電池
ファブリーズ
ドレッシング
消毒液
45Lゴミ袋
と次々にイメージが湧いてくるようになっています。
これがいわゆる「マインドパレス」
場所法と関連法の組み合わせによる記憶術です。

本などにも応用できます。
目次から大体の流れをつかんだ後
バカげたイメージで章ごとに繋げましょう。
章のタイトルは、内容に関連しているはずです。
一字一句覚える必要はありません。
コレは!と思う部分だけイメージ化して
繋げていきます。
上司のとっさの指示、学校へ明日持っていくもの
全てに活用が可能です。
一瞬で出来て、かつ忘れない強固なマインドパレス
明日からでも、試してみましょう。
他にも、マインドパレスを使って
記憶力世界チャンピオンになった人の
イメージの作り方も動画で見れる、以下の記事を
参考にしていただければ幸いです。
紙が貴重だった古代人は、マインドパレスの他にも
人間の脳に強烈にイメージを叩き込む方法を
編み出しています。
暗記こわくない。
いかに楽して記憶するかが重要。
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