トークスキルを5分で爆上げ!科学編②

トークスキルを5分で爆上げ!科学編②
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どーも皆さんこんばんわ

ゲーム探偵でおなじみ、ガンダルフと申します。

 

話し上手は、話を”盛る”ことも多々あります。

話を作るうえで、少々演出を行うことを”盛る”といいます。

 

決して嘘をついているわけではありませんよ。

古くから人は話を盛るもんです。

体験談に脚色を加えたり、聞いた話に尾ひれを付けてみたり。

マルコ・ポーロの東方見聞録なんて

「ジャパンは金であふれかえってるネー!建物は全て金で出来てるヨー!」

とか書かれてやがります。

ちなみに、著者はマルコ・ポーロではありません。

マルコ・ポーロから話を聞いたオッサンが書いたものです。

 

神話もそうです。

アーサー王伝説なんてもうモリッモリじゃないですか。

普通の人間に、妖精サンは見えません。

 

聖書なんて俺からすれば・・・(ヤメロドコニツレテクキダ…

 

あなたが話上手になりたいのは、人を楽しませるためですよね。

なら、面白話のテクニックとして”盛る”という方法も忘れないでください。

 

さぁ、今日もいってみよ~

 

 

トークスキル即上げ講座:科学編①

 

人の記憶が書き換えられる証明”ロフタスの記憶実験”

 

このブログでも取り上げているように、記憶ってのは不確かなものです。

聞いて1分もすると、忘れてしまったり別の内容に置き換わっていたり。

メモを取っていても、抽象的過ぎて思い出せないなんてこともあります。

「記憶とは、安定しないものである」という事実を実験で証明した人。

それがコイツ。

 

エリザベス・ロフタス

 

1990年代のアメリカでは、当時から訴訟大国を名乗るにふさわしいほど裁判が行われていました。

中でも多かったのが

「幼児期に虐待を受けていたことを思い出した」

として、実の両親を告発する案件。

 

証拠もないのに訴えられ、子供側が勝訴しまくっていたことを、ロフタスは「何とかしなければ」と立ち上がります。

 

行った実験は

①.被験者の身内から、被験者の幼い頃の話を聴取する

②.聴取した内容に”脚色”した冊子を作る。(例:「デパートで迷子になった」)

③.冊子を被験者に見せ、「記憶と異なる点には修正をするように」と告げる。

という方法。

この結果、被験者全体から25%が

「デパートで迷子になった」話を話し始めたんです。

デパートの構造や起こった事象など、作られた偽の記憶をツラツラ語り始める始末。

  

この実験結果により、客観的証拠の提示が出来ない告発は裁判所から却下を食らうようになりました。

 

だからメモれとあれほど・・・

 

【ウケ度1・3④5】

 

100%なんてありえない!DNA鑑定の真実

このブログのサイコパス名鑑にもよく登場します。

民間では親子判定、犯罪捜査では被疑者特定でよく使われるDNA型鑑定です。

人間の細胞に含まれているデオキシリボ核酸。

4つの塩基が2重らせんの状態で配置されており、その並び方は個人によって異なるとされています。

5兆人に1人の割合で個人を特定できるなんて豪語していますが、案外信用なりません。

2005年に起きた殺人事件で、警察は現場に残された物品から採取されたDNAを用いて犯人の特定を試みます。

このDNA

捜査に参加していた警察幹部の物だったのです。

 

・・・つっても話の流れからも分かる通り、犯人は別の人物でした。

DNAは、唾液や皮膚、爪、毛根、血液、精液などから採取が出来ますが、現場の状況によっては全く関係ないDNAが採取されてしまう危険性は今現在も残っています。

 

これがもし、前日遊びに行った友人宅でソイツが殺害されたなんて話になったら、次の誤認逮捕は

あなたかもしれない。

 

【ウケ度①・3・5】

 

ガスマスクの開発は、ガスを吸いながら行われた

現在では、毒ガスは化学兵器禁止条約で多国間同意のもとで禁止されています。

何故かというと、理由は毒ガスが生まれた「第一次世界大戦」のせい。

最初に使用したのはドイツ軍。塩素ガスを使って一日に5000人を殺害しました。

 

ガスを初めて兵器として使うということは、他の国はまだなんにも対策が出来ていないということ。

そんな中立ち上がったのが

イギリス人医師のジョン・スコット・ホールデン

 

ホールデンは、大戦がはじまる前から空気中に含まれる物質が人間に与える影響について研究を行っていました。

 

方法は簡単。

 

毒ガス吸ってみた

Youtubeでやったら、即アカバン間違いなし。

 

毒ガスを直接吸って、味を確かめるという狂気の持ち主。

 

彼は前線に送られた兵士がガスの被害を避けられるよう、研究所を立ち上げ、仲間と共に自らガスを吸って人体に与えられる影響を調査。

どれくらいの濃度で人が死ぬのか。

どのくらいの期間で人が死ぬのか。

自ら身体を張って、ギリギリのラインを研究します。

たまにライン超えて、戦死者の仲間入りしそうになったことも何度もあるそうです。

 

 

そして完成したのが防塩素ガスマスク。

彼のおかげで、多くの兵士が生き延びたことは間違いありません。

 

【ウケ度1・③・5】

 

 

いかがでしたか?

話のどこを端折るか

追加情報は入れるべきか削るべきか

静かに感情を込めるか、興奮を込めるか。

具体的判断は皆さんにお任せします。

このジャンルのネタが欲しい!といった質問、要望はコメント欄にお願いします。

それでは、これを使って明日の主役になりましょう。