RIVEN:待望のMYST続編が、またもや客を盛大に置いてけぼりにする。【ゲーム探偵が選ぶおススメ謎解きゲーム】
- 2019.02.19
- ゲーム紹介

どーも皆さんこんばんわ
ゲーム探偵でおなじみ、ガンダルフと申します。
ネタバレってのは謎解きモノにとって
大罪
新鮮な驚きと、自力で解いた感動、爽快感を全て奪ってしまう、絶対に遭ってはならないこと。
バレ・即・斬
をモットーにこれまで生きてまいりました。
しかぁし!!
今日のゲームをご紹介するためには、以前このブログでもご紹介した
「MYST」のネタバレをせねばなりません。
ホントーに、ホントーに大丈夫ですか?
これ以上進んでしまって大丈夫ですか?
・・・あ、プレイ済みですか。
かしこまりました。それでは参りましょう。
では今回ご紹介したいのはコチラ
RIVEN~リブン~

500万本セールスの大ヒット作「MYST」待望の続編
前回エンディングを迎えた部屋から物語が始まります。

なぜMYST島に放り込まれたのか分からないまま、シーラスとアクナーに利用されたプレイヤー。
無事2人の父アトラスを救い出し、陰謀から逃れた後

ほったらかしにされてます。
自分の世界に帰る方法もわかんない。
「ならMYST島いなよ~。」とばかりにあのクッソ狭い島に放置。
たぶん、ひたすらプラネタリウムで星を眺めて、時間を潰したんでしょうね。
ところがある日、アトラスに呼び出しを食らって「妻を救うのに協力して欲しい」とか言われます。

嫁生きとったんかワレ。
コレでわかる、MYSTの世界観
ここでご説明しておきたいのはMYSTの世界観。
MYSTの世界では「本」が重要。

一ページ目に絵の描かれた枠が付いてる本を、「接続書」と呼びます。
この本、特殊なインクと特殊な言語で書かれており、これにより
無限に存在する「異世界」に繋がることが出来る
というものなんです。

原作者であるランド・ミラーとロビン・ミラーの兄弟は、当時最先端だった「HTML」から着想を得てこの設定を作ったそうです。

MYSTでは本の世界のことを”時代”と呼びます。
このややこしい設定でMYSTのプレイ中どれだけ悩まされたか。

アトラスがMYSTのラストで書いていた本は、実はこのRIVENという時代の書かれた本(記述書)。
この時代に、妻のキャサリンが閉じ込められているというワケ。
閉じ込めてるのはアトラスのお父さん「ゲーン」。
お父さんは、アトラスに本を書く方法を教えた人でもあるんですが
お父さんは「世界を作れる」と解釈してて
アトラスは「(既にある)世界に接続出来る」と解釈してて

世界を巻き込んだ親子喧嘩の真っ最中
今回の舞台であるこの”RIVEN”という時代は、ゲーンが書いた本だったんですが、エゴ丸出しで書かれた為
矛盾だらけの時代
ほっといたらぶっ壊れちゃう時代。
っていうか崩壊真っ最中
本を書く手を止めれば、すぐに時代が壊れてしまう。

じゃ、代わりに行ってきて。
というムチャ振りが、ゲームのスタートに繋がるんです。
そしてこの設定
ゲーム中では一切語られません。

私はMYSTの関連小説を読んだ後だったので大丈夫でしたが
知らないままプレイすると、最後までなんにも分からないという
MYSTシリーズおなじみの説明不足全開
客逃げるぞ。
MYSTを超えたリアルな描写

MYSTとは違う時代をメイン舞台にしている本作品。
世界が違えば理(ことわり)が違う。
「水を温めると、浮く」
「生態系も現実と全然違う」
というオリジナリティが、謎に深く関わってくるのが面白いところ。
ちゃんとその時代を理解するための”ヒント”も置かれています。

無造作に。
ですのでキチンと「あれはどういう意味なんだろう」と思考しなければ、クリアは大変難しいです。
対応プラットフォーム
- App Store
- Google Play
- STEAM
以前Windows98盤をプレイしていた時は

CD5枚組み
という大ボリュームが、今ではスマホでプレイ出来ちゃうという事実が、腰と肩に響く・・・
もちろんMYSTを超えた謎の大軍があなたを襲うことになりますが、是非ともプレイしていただきたい一作です。

-
前の記事
ジョン・ゲイシー②:ピエロのポゴは、檻の中でも彼を笑わせたのかもしれない。 2019.02.18
-
次の記事
アーサー・ショークロス①:戦争の被害者でありながら、性欲に人生を支配された男。通称:ジェネシー・リバー・キラー 2019.02.20