タラ・キャリコの失踪:”昭和生まれ”のアメリカ人なら誰もが知る恐怖の事件【世界の未解決事件】

タラ・キャリコの失踪:”昭和生まれ”のアメリカ人なら誰もが知る恐怖の事件【世界の未解決事件】
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どーも皆さんこんばんわ。

ゲーム探偵でおなじみ、ガンダルフと申します。

 

とうとうこのブログを書き始めて3ヶ月になります。

我ながらよく続いたなぁとしみじみ思うばかり。

 

自分の興味があるモノを徹底して調査し、自分なりの形で残しておく。案外悪くないもんです。

 

このブログ活動も、サイコパスがこの世に存在する限りネタは尽きません。

私が失踪しない限りは・・・。

 

それでは今回は失踪事件を扱ってみます。

今回ご紹介する未解決事件はコチラ

 

タラ・キャリコの失踪

1988年9月20日にニューメキシコ州ベーリンから姿を消した女性、タラ・キャリコ(19歳)にまつわる未解決事件。

 

事件当日

1988年9月20日、午前9時半に家を出てニューメキシコ大学バレンシア・カレッジへ向かった二回生のタラ・リー・キャリコは、母親のマウンテンバイクに乗って毎日のようにニューメキシコ州道47号線を走っていきました。

自分の自転車は数日前にパンクしていて、使用できなかったそうです。

当日は12時半に恋人と共にテニスをし、午後四時までは大学で講義を受ける予定でした。が・・・

夜になっても帰ってきませんでした

 

母のドエルはいつもの自転車道を探しに行きましたが、見つけることが出来なかったため警察へ通報。

のちに、警察によってキャリコが持っていたソニーウォークマンの部品とカセットテープが道沿いに発見されました。

 

彼女自身は大学でも優秀な成績を収めており、失踪する理由は一切なし。

 

当日夜11時45分までには、彼女の後ろを追走する明るい色をしたフォードのピックアップトラックが目撃されています。

しかしそれだけの情報では、彼女の行方を知ることは出来ませんでした。

 

失踪から10ヵ月後

1989年6月15日には、彼女の自宅から遠く離れたフロリダ州ポートセントジョーにあるコンビニの駐車場で、一枚のポラロイド写真が見つかります。

 

その写真には、黒のダクトテープで口を塞がれた若い女性と少年が映されていました。

 

拾った女性は、駐車していた窓のない白いバンのそばに落ちていて、口ひげを生やした30歳ほどの男性が乗っていたと証言しましたが、警察の迅速な検問にも関わらず、それらしき車は見つかりませんでした。

 

ポラロイド社によると、写真に使用されたフィルムは1989年5月以降に販売したものであり、写真はそれ以降に撮られたもので間違いありません。

 

さぁ写真を見ていただきましょう。

 

 

どうですか!?似てます!?

 

写真は7月にテレビ番組で大々的に放送され、母のドエルもそれを見ており、かつ似ているキャリコに似ていると思った友人がドエルに連絡をしました。

 

 

同様に写っていた少年も、「1988年4月21日に失踪したマイケル・ヘンリー」ではないかと少年の両親が名乗り出たため、二組は捜査官と面会して写真を調ることに。

写真の女性の足にある痣が娘のものと似ていることと、横にある本が彼女のよく読んでいたものと同タイトル(V.C.アンドリュー著『My Sweet Audrina』)があることから、ドエルは娘だと言い張りました。

少年の両親も、ポラロイドの少年はマイケルに違いないと述べました。

 

スコットランド・ヤードは鑑定の結果、キャリコである可能性が高いとしましたが、ロスアラモス国立研究所の鑑定ではその意見に反対。

 

 

FBIは、8月に写真の女性がキャリコであるかは断定できないと発表し、これが現在の見解として有力です。

 

少年に対する見解

マイケル・ヘンリーも確かに、キャリコと同じくニューメキシコ州北部で行方不明になっていました。

 

しかし残念なことに1990年

失踪当時、マイケルは家族とキャンプに出ていたんですが、6月にキャンプ場から約11キロ離れた場所でマイケル少年の遺骨が発見されました。

死因は「低体温症」であったと見られています。

これにより警察は、ココに事件性は見られないとしました。

 

結果、写真の若い女性と少年はどこの誰だか全く分からない

 

となれば

キャリコ、マイケル、写真の2人

既に4人の失踪事件が起こっている中、うち3名は警察の手には・・・、いや人間の手には負えないような

完全犯罪に巻き込まれた

ということになります。

 

キャリコが写真の女性と同一人物だとしても、2件の完全犯罪です。

 

2013年10月、キャリコの失踪を再調査するために6名のタスクフォースが結成されました。現在でも事件は捜査中。

 

人はみな、「いつ居なくなるかわからない」

このことを肝に銘じておくべきです。