秘密情報部MI6:イギリスを代表するスパイはやっぱり”ジェームズ・ボンド”か?
- 2019.04.03
- 雑記

どーも皆さんこんばんわ
ゲーム探偵でおなじみ、ガンダルフと申します。

アメリカと旧ソ連の隠された対立であった”冷戦”。
アメリカとソ連が直接ぶつかり合うのは、すなわち”核戦争”を意味するという恐ろしい時代が史実として存在していることに、未だに驚きを隠せません。
アメリカ側CIAによる共産圏への情報操作や、ソ連側KGBによる武器横流し活動により、直接的ではなく他国による”間接的”な米ソの熱い戦いが繰り広げられていた事は、これまでブログで紹介してきました。
しかし…、スパイといったらやっぱりアレでしょう。

ジェームズ・ボンド!!!
「マティーニを。ステアじゃなくシェイクしてくれ。」
いつか言いた~い!!!
超カッコつけて言いた~い!!
というわけで、本日は世界中の憧れジェントルメンである、ジェームズ・ボンドの活動組織「MI6」について調べてみたいと思います。
映画でもお馴染み、MI6の実態

私が言うまでも無く、伝説級の映画「007」は世界中で大人気。
っていうかスパイ組織の名前が世界中に知れ渡るのってどうなの?と思いつつも、このイギリス情報機関のひとつ「秘密情報部(Secret Intelligence Servive MI6)」はもはや創作のテーマとしても忘れがたい存在。
活動内容としては、他国のスパイ組織と同様に、「国外の税時、経済およびその他秘密情報の収集、工作」を任務としています。

第一次大戦以前には、複数の官庁がそれぞれ組織を作っていましたが、大戦中に全情報の一元管理が不可欠になったことで、戦争省情報部の元で各組織との連絡を担当する部署に数字を割り振りました。
MI1(暗号の作成や解読 ※後に別部署と統合)
MI2(中東、極東、スカンジナビア、アメリカ、ソ連)
MI3(東欧、バルト海沿岸諸国)
MI4(地図作成)
MI5(防諜)
などがあり、この他として第二次大戦中にMI5の連携強化が行われる流れでMI6の名称が使われるようになります。
しかし現在では、国内治安のMI5、イギリス政府通信本部GCHQ、国外担当のMI6の3つがイギリス政府に実在しています。
一応1994年までイギリス当局は、この秘密組織の存在を公式には認めていませんでした。
ボンドカーは?スパイ7つ道具は?

現在組織に所属して10年以上経つスパイの一人は、「ボンド映画に登場する技術開発部の親玉「Q」は
実在する」と言っています!
よっしゃあ!!

それどころか、技術開発部が製作している道具は、ボンドが持つスパイグッズよりも優れているそうです。私としては、ボンドよりQのほうに憧れが強かったもんで、もう感激w
しかし特殊改造車は実在するものの、基本的な移動に用いられるのは
電車・・・、バス・・・。
・・・夢を・・・壊してくれるなよ・・・。
マティーニの似合うスパイは、映画の中にしか存在しないそうです。
採用について

採用に関しても現在では公にされており、2019年4月現在でも1000人規模でスパイを募集しています。
2016年から募集を開始し、2020年までに現在の人員を40%も増員する予定だそうです。
採用キャンペーンには、新聞の広告欄から映画館や地下鉄の看板に至るまで求人広告が張られており、メインのHPからも頭おかしくなりそうにカラフルな募集要項にたどり着けます。

それでも昔は、いわゆる「肩たたき」方式が用いられており、有名大学や陸軍士官候補生などの優秀な人材の前に突如現れてスカウトが行われていたそうです。スパイといったらそうでなきゃね。
存在が公になった今では、独自に調査するよりも来てくれる人をテストした方が効率がいいってことですかね。

この組織拡大には、テロ部門とサイバー攻撃部門の強化が目的のようで、女性スパイや有色人種のスパイを特に求めているという幅広い対応を見せています。
でも、来るのはボンドに憧れたヤツばっかりだそうですw
採用過程には通常「6~9ヶ月」かかるそうで、そこらへんはCIAと同様かなり込み入った身辺調査を行うために時間がかかります。
しかしCIAでは一度でも麻薬に手を染めると絶対に採用されないにも関わらず、MI6ではいわゆる「若気の至り」は免除。しかし採用試験中に後頭部の髪の毛をごっそり切られて薬物汚染の検査を行います。
採用後は?

どうやらMI6では、身内や友人に自分が”スパイ”であることを話しても咎められないとのこと。両親に話したとたん、MI6出身の作家が書いた小説を嫌ほど読まされた方もいるそうです。しかも半分しか役に立たなかったとのこと。
話さない人たちの多くは、「役所で働いている」と誤魔化すか、話をそらすと言います。
スパイになるのに彼女を振る必要はなさそうです。
映画にも嫌ほど登場するMI6ビルなどは、入庁する際に携帯などを警備員に預けなくてはならず、スパイっぽさが際立ちますが、学校から「お子さんが!お子さんがぁ!!」という電話は掛かってくるように出来ているそうです。
MI6の引退者

有名な007の作者は、イアン・フレミングという元MI6職員です。つまり、本物のスパイが実体験を基にして書いた小説が007。だからこそあんなに世界で愛されるのでしょうね。
しかも、MI6から引退した職員で小説家に転進した人が結構いまして、ジョン・ル・カレやマシュー・ダンは「諜報活動に関する専門知識が、小説のネタにめちゃくちゃ使える」と述べています。
彼らによると、情報部員は単独行動が基本になるため全決定を自ら下さなければならないと言います。

ボンドじゃ~ん!!
まさにボンドじゃ~ん!!
スパイ道具や技術はもちろん、孤独や状況判断に至るまで
強調してはいるけれども
実在のスパイを参考にしている
という言質が取れたことが、今日一番嬉しいです。
彼らは今日も、世界中から秘密情報を持ち出しているところでしょう。

・・・金色の銃ってあるのかな・・・。
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