MYSTⅢ EXILE:俺を”友”と呼ぶ男は、いつまでたっても俺のことを振り回す。【ゲーム探偵が選ぶおススメ謎解きゲーム】

MYSTⅢ EXILE:俺を”友”と呼ぶ男は、いつまでたっても俺のことを振り回す。【ゲーム探偵が選ぶおススメ謎解きゲーム】
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どーも皆さんこんばんは

ゲーム探偵でおなじみ、ガンダルフと申します。

推理ゲームの虜になって、早くも20年。最初の沼であるMYSTに手を出してから、私の運命の歯車がギュワンギュワン回り始めた気がします。

 

この作品の関連小説を読みたいがために英語のリーディングを始めたので、のちに英語が得意な女の子に惚れた時も苦労せず英語の勉強に取り組むことが出来ました。フラれました。

以前からご紹介している推理ゲーム「MYST」「RIVEN」に関しては、徹底した”やさしさ排除”によりなんとストーリーの設定まで排除するという頭のおかしな仕様でしたが、なんと今回ご紹介する続編から

 

とうとう改善が成されました!

 

例のごとく、前作までのネタバレを多分に含むので、未プレイの方は絶対に見ないように。 バレ・即・斬よ?

と言うわけで、今回ご紹介するお勧めゲームはコチラ

 

 

MYST Ⅲ EXILE

RISING SUNの如く神々しく発売された、MYSTシリーズの中で私が二番目に好きな作品です。一番は、MYSTシリーズの紹介が進めばお教えしたいと思います。

なんと今までの作品とは異なり

冒頭ムービーに作品の解説が流れるんです!

えらいね~、当たり前の事がやっと出来る様になったね~。

 

作品のあらすじ


前回キャサリンを救い出し、時代の崩壊前に“星の海”へ身を投じ、無事にRIVENから脱出することが出来た主人公。

見た目はまんま宇宙まるだしだった“星の海”。RIVENの冒頭でアトラスが「もしかすると、 君が元の世界へ帰る方法も見つかるかもしれない」って言ってたのは、この事だったんですね。

 

ハイ、主人公どうやら無事に元の世界へ変えることが出来ていたようです。

無数にあった星々の中から、どうやって自分の世界を見つけ出したのかは一切語られません。

ジェットパックでも背負ってない限り不可能だと思います。

 

 

 

作品開始直後、キャサリンへ迎えられてトマーナという時代にいることを説明されるんですが、このトマーナはいわゆるアトラス達の家がある場所。ココへ招かれた理由も、MYSTシリーズよろしくこの時代で書かれた一冊の本のためでした。

 

 

本の名前は“レリーシャンの書”、地下帝国ドニが荒廃してから散り散りになっていたドニ人達を見つけ出し、この本に記述された時代で新たなドニを復興しようという一大計画をアトラスから聞かされます。

はい、過去作知ってる人はもちろんドニの事は知って・・・

ねぇわ。

今まで一度も聞いたことねぇわ。

 

当然です。過去作にも一切出てきません。

この急に突き放していくスタイルが、謎マゾの心にグッと響くんですね~。

 

ドニってなあに?

 

地下帝国ドニとは、記述書や接続書の技術を作り出した人たちの住んでいた国です。地下で生活していましたが、本の技術により作物用の時代や家畜用の時代を作っていたため、大変栄えた国でした。

 

実は、アトラスや父のゲーンもド二人。 アトラスの祖母ティアナが原因で、この地下帝国は終焉を迎えることになります。

一度迷うと二度と出られない迷路を入り口に持つドニでしたが、ゲーンは一人で走破することに成功。廃墟となったドニを見つけ出したのも、記述の技術を復興させたのもゲーンでした。

 

 

アトラスは幼少期にゲーンに捨てられ、地上でティアナと砂漠の地下にある岩の割れ目で二人暮らししていたんですが、ゲーンが助手に欲しいとアトラスをドニへ連れて行くことになるのが、関連小説最初の物語。

 

ゲーンはティアナを恨んでいたことが関連小説に書かれていますが

本作の進行とは一切関係ございません。

で、壊れたドニを復興したいアトラスは、その為に必要な土地を新たに記述したってわけです。

地価ダダ下がりで投資家も大慌てでしょう。

 

 

あらすじ続き

 

「既に集めたドニ人もレリーシャンにいる。君もドニの復興に協力して欲しい」とアトラスに呼び出された主人公でしたが、どうやってアトラスと連絡を取り合っていたのかはMYSTシリーズを全て終えた私にも皆目検討が付きません。

まるで無かったことかのように、有無を言わせず話を進めるアトラスでしたが、レリーシャンの書が保管されたガラス玉の後ろから、見たことも無い謎のロン毛男が接続書を使って現れます。

 

 

突然のことに驚くアトラスと主人公を横目に、男は隙を付いて素早く部屋に火をつけ、レリーシャンの書を奪い、再度接続書で消えていきます。カーテンに火が燃え広がり、男の落としていった接続書へ今にも燃え移ろうとしているのが目に入りました。

 

さぁ!主人公も男だ!

こうなっちゃあ引き下がれねぇ。不審者を追いかけるべく、後先考えずに接続書へ飛び込むことになりました。

損な性格だよこの人は。

 

 

 

 

レリーシャンの書を人質ならぬ物質(ものじち)に取られ、たどり着いたは謎の孤島。 男が残した映像から、アトラスを酷く恨んでいることが明かされます。

 

いや、正確にはアトラスではなく、あの悪魔の兄弟シーラスとアクナーを恨んでいるようでした。

自分の住む時代を、遊び半分でめちゃくちゃにされたこと。もう家族にも会えないこと。復讐のためにレリーシャンの書を奪い、アトラス一族へ怒りをぶつけに来たことが男の口から語られます。

もうね、MYSTシリーズ知ってる人からすれば

 

 

 

出川哲郎が一日で一回もヤバイって言わないくらいありえないこと。

「あのMYSTが・・・解説・・・だと・・・」と、驚愕したもんです。

男の復讐を止めるため、レリーシャンにいるドニ人達を救うため、またもや壮大な謎解きの始まりです。

 

 

今作からFPSスタイルのリアルタイムレンダリングが標準となり、画質もさらにグレードアップ。まるでそこに異世界があるかのようなビューティフォーなリアルさ加減に、謎を解く手も止まらないこと間違いなし。

音を聞き、光を集め、球を転がし、紋章を集め・・・・・

おっと、ココから先はプレイしてからのお楽しみ!

 

 

もちろん今まで以上に難解な謎を準備してくれていますが、最も注目すべきことは

この戦いの結末。

今作、実はマルチエンディングです。結末は、貴方の選択によって変わります。 ぜひとも、ご自分でプレイして確認してみてください。

あなたがどんな選択をしたのか、よかったら聞かせてくださいね。