タイムトラベラーの方がいらっしゃいましたら、20年前の俺にコレを伝えてください。

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どーも皆さんこんばんわ

ゲーム探偵でおなじみ、ガンダルフと申します。

 

この世の全ての問題は

”人間関係”

に集約されます。

これまでこのブログを通してお伝えしてきた「探偵スキル」

コレは「人生で一番役立つ推理力という能力を向上して、実生活で役立てよう」という活動に他なりません。

私自身、探偵スキルを使って対象を観察すれば、対象の求めていることが分かると考えていました。そして求めている事をやってあげれば、簡単に懐に入り込むことが出来ると。

しかし、最近の活動を通して分かったことが1つありますので、今日はそれについてシェアしたいと思います。

 

人の求めていること

 

人は自分の

”成功”

”幸福”

を求めている。

 

 

 

……そりゃそうやろ

と言いたいところをグッと抑えていただいて、この上の一文を細かく分けてみると

・人は原則”自分本位”であり、最も強い関心は”自分”にある。

・人間は、”自分が最も重要”だと感じたく、その為に”他人に認められたい”と考えている。

ということになります。

 

 

わかる。わかるよ。

そりゃ誰だって自分が可愛い。

俺もいざ目の前にエヴァ初号機がリフトオフしてきたら、恋人突き放して全力Bダッシュかますもん。恋人いないけど。

 

程度の差こそあれ、多くの人は自分が大事。でも、それだけでは”成功”には至れない。

成功がもし一人で達成するものだったら、誰もが既に成功者。

成功のために努力する過程にも、他の人は良くも悪くも絡んでくるし、成功の瞬間を人に確認されて始めて自分が”成功者”たりえる。

コレは間違いありません。

 

 

つまり、他人とうまくやっていく方法が分かれば、誰もが”幸福”であり”成功者”になり得るというのがこの世の真理だということ。

 

しかし、ホントは気付いてたのに目を背けてきました。

何故って?

人間関係は、めんどくせぇ!

 

人にとやかく言われるのも面倒だし、人にとやかく言うのも面倒。

人に活動を否定されると、自分そのものを否定されているようでHPゲージが根こそぎ持ってかれる。

昔の私はもう自分が大嫌いで仕方が無かったんです。

何をやってもダメだから、宿題もしない。

授業も真面目に受けない。学校もサボる。

お笑い番組だけがあれば他に何もいらない。

 

人に「スキだ」と言われると、自分が嫌い過ぎて好意を寄せてきたヤツの思考が理解できず、遠ざけようとする。

 

 

お笑い番組を見るために「今日は用事がある」とウソをついていたあの頃の自分。 

嫌われ者の最高峰、 自己中まるだし。

しかし近年、自己中心的な人間は、なぜ自己中なのかを臨床心理学で研究したところ、自尊心が高いからではなく逆に”低すぎる”ということが分かったんだそうです。

自分との関係が上手くいっていないから、それを解決するために自分のことを考えていたというワケです。

 

 

そりゃそうです。喉がカラカラな時に他人に水を上げると死ぬ確立が上昇します。

つまりは、自分の喉を潤しておけば、他人に目が向けられるということに他なりません。

 

たまに現れる”居心地のいいヤツ”っていませんか?

こいつ聖人君子か?と見紛うばかりに、こっちの話を楽しげに聞き、いい笑顔を向けてきやがる。人に嫌われることなんて考えてないんじゃないかのように、懐に飛び込んできては爽やかに帰っていくヤツ。

そんなヤツに限ってテニス部で大活躍していたり、生徒会長だったり、恋人いたり。

 

 

なぜヤツらは人と上手くやれるのか。

その答えがわかりました。

それは自尊心を満たす努力をしているから。

 

だからヤツらは楽しそうに俺の話を聞ける。

だからヤツらの見せる笑顔は、俺を拒絶しない。

だからヤツらは嫌われること前提でオドオドしてない。

 

そしてその行動がまた自分の自尊心を満たす。

まさに”正のスパイラル”

 

ならば、自己中心的なヤツを良い方向に導く方法も、また簡単なことです。

 

 

相手が自分を好きになる手伝いをすればいいんです。

 

凄いと思うことを凄いと伝えて、自分とは違うところを素直に認めて、相手の重要さを認めてあげる。

 

たったコレだけのことでよかったんです。

 

 

ここで注意しなければならないことは、自分が本当に凄いと思えることに対して”凄い”と伝えること。

なんでもかんでも褒めていると、自分の関心がない所にまで及んでしまい、”丁度良い人間関係”を育むことを阻害してしまいます。

 

たまに現れる「あなたのためを思って」という人には、「どうぞ自分のために生きて下さい」と言い放ちましょう。

自分が自分らしくいられる場所を構築する努力は、自分の自尊心を満たしてくれ、引いては人に目を向けられるようになります。

 

「自分を否定する先には、なんにもねぇぞ。そろそろ引き返せ。そして痩せろ」

と、20年前の自分に言いつつ、今日は締めくくろうかと思います。