「数寄を殺すにゃまず器から」ゲームの流れ
ゲームの流れ
※このゲームは、Skypeやdiscodeと言った「通話」しながら「個人チャット」ができるアプリにてプレイすることを推奨しています。
ゲームを始める前に、進行役を決めてください。
進行役は、各プレイヤー用のキャラクターシートを任意の方法で配布してください。
その後プレイヤーは自身のキャラクターシートをよく読み、全員が理解し終わったのちに犯人を特定するための討論を行ってもらいます。
(キャラクターシートはプレイ中にも参照していただいて結構です)
----背高黒茶碗の情報----
前日の昼時に開かれた茶会で、初お披露目された。
筆頭御茶道である千宗易から賜った黒茶碗であり、売れば”小城が一つ建つ”と言われている。
屋敷の茶室から少し離れた名物部屋に保管されていたが、強く叩き付けたか打ち付けられたのだろう、今では粉々に割られている。
名物部屋に鍵は掛かっていないため、身内の者なら誰でも入れたことだろう。
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討論は“30分間”行われます。
キャラクターシートを参照しつつ、誰が犯人であるかを探り合ってください。
犯人は、他のキャラクターからの追及を逃れてください。
また、今作には下記に示す「特殊ルール」があります。
・「プレイ中に、個人チャットで情報収集が可能」
しっかり活用するとよいでしょう。
討論終了後、「犯人投票」に移ります。
各プレイヤーは、自身のメモに
1.自身のキャラクター名
2.犯人だと思うキャラクター
を書き、全員が書き終えたら同時に公開してください。
犯人投票終了後、進行役の方は「真相編」を読み上げてください。
これにて、ゲームは終了です。
得点計算の後に、最も高得点だった方が勝利となります。
お疲れさまでした。
注意点
今作は、だれでも自由に嘘を吐くことができます。 ですが、進行により証言が矛盾する可能性もありますので、言動に充分気を付けてください。 |
「隠すべき情報」は公開してもかまいません。 しかし、目標達成に不利に働くかもしれないので、真相に辿り着くため、または濡れ衣を回避するために必要と感じた際に話すことをお勧めします。 |
ゲーム外の情報を用いて話すなどの行為を禁じます。 |
---キャラクターシート---
他のプレイヤーに自分のキャラクターシートが覗かれないようにしてください。
杉田成増(すぎたなります/48/当主)
ーーーー公開情報ーーーー
現杉田家当主。
豊臣陣営に勤めて長く、厚い信頼を頂いている。
しかし、褒美に与えられた名物は多けれど、未だ正式な茶会の許可を頂いていないため、身内に対してしか席を設けたことはない。
最近は茶器を眺めていることが多い数寄者。
桂義貞(かつらよしさだ/64/家老)
ーーーー公開情報ーーーー
杉田家家老。
先代当主の時代から杉田家に勤めている。
杉田と檜を幼少時代から見守り続け、手を焼かされた。
今でも二人が揃うと、なにか良からぬことを企んでいるのではないかと心配になる。
檜範宗(ひのきのりむね/43/家臣)
ーーーー公開情報ーーーー
杉田家家臣。
幼い頃から杉田と共に遊びながら成長し、今日に至る。
父を早くに無くしていたため、先代当主や桂が親のように接してくれていた。
今では悪餓鬼ぶりも納まり、しっかりと杉田家に仕えている。
赤松聡明(あかまつそうめい/55/お抱え商人)
ーーーー公開情報ーーーー
長年杉田家との取引がある、堺の豪商。
いつでも杉田家に泊まり込む許可を頂いているため、比較的頻繁に出入りする。
宿代が浮くことから、もはや杉田家以外に泊まることの方が少ない。
名物の目利きは自他ともに一流と認められている。
----特殊ルール----
信長の時代、茶の湯は他人をもてなし安らいでもらうための空間でした。
しかし歴史が長くなるにつれて、個室で少人数が集まる口実として使われることが多く、中で行われるのは密談。つまり謀(はかりごと)が多くなっていました。
あなた方は茶の湯歴も長く、密談についてはもはやプロ級です。他人にバレずに、情報を収集することが可能です。
そこで今作は
「プレイ中に、個人チャットで情報収集が可能」
という特殊ルールを設けています。
意味の分かる方も分からない方も、積極的に情報を集めるべきでしょう。今持っている情報は、他人から情報を引き出す交渉材料としても使えます。
キーボードの音をさせているだけでも、相手にプレッシャーを与えることができます。
----「真相編」----
犯人投票後に進行役の方が読み上げてください。