数寄を殺すにゃ~真相~
お疲れさまでした。
今回の事件の犯人は、家老の桂です。
御屋形様の数寄狂いによって御家の資金繰りが滞っているのを見かねて
いい加減目を覚まさせようと思い、御屋形様が部屋を出た後に名物小屋に忍び込み、よく似た偽の茶碗を元が分かりにくいように粉々に割って木箱に入れました。
持ち去った茶碗は自室に隠しており、後で売ってひそかに御家の資金とするつもりだったのです。
しかし、目利きの赤松には割れた茶碗が偽物だと分かっていました。
では、本物の茶碗の行方はどこなのでしょうか。
実は今回の事件は、当主である杉田がかねてからウワサで聞いていた
「身内に裏切り者がいる」
という情報を元に、裏切り者を炙り出すためにわざと黒茶碗を見せつけた前日から始まっていた計画的事件なのです。
杉田は名物小屋で手持ちの名物を愛でた後、小屋から本物の茶碗を偽物とすり替え、自室の棚に隠していました。
そのため、桂が割った茶碗も持ち出した茶碗も偽物。
本物は杉田が持っています。
また、間者として敵方に寝返ったのは檜と赤松の二名。
どちらか一名を当てられれば、正解です。
檜には、以前御屋形様に強引に献上させられた柿渋茶杓のありかを探すという目標もありましたが、現在は杉田より家老の桂へと贈られています。
もっとも、桂は既に御家の資金にするためとっくの昔に売りさばいていますが、桂が持っていると判断できた場合、正解とさせていただきます。
本作は以上です。
プレイしていただき、誠にありがとうございました。